「自宅がゴミ屋敷となってしまった。どこか
ら片付ければいいんだろう?」
「そもそも一人で片付けが出来るだろうか?
やり方が分からない・・・」
人それぞれ事情はあるにせよ、ゴミだらけと
なってしまった部屋。なんとか自力で片付け
れないかと悩んでいませんか?
この記事では自力で片付け出来るのか?また
業者へ依頼した方が良いのか?それぞれのメ
リット・デメリットを解説していきます。
1、自分で片付ける場合・業者へ依頼する場合
家がゴミ屋敷となってしまった場合、プロで
ある業者へ依頼するのが一番簡単な方法です。
ですが業者へ依頼すると費用も掛かるので、
出来るだけ自分で片付けれたら・・・という
のは誰しもが思うことでしょう。
自分または業者がゴミ屋敷を片付ける際のメ
リット・デメリットをお伝えしていきます。
1-1.自分で片付けるメリット
◆費用が安く済む
自分で片付ける最大のメリットは、業者へ依
頼するよりも費用が安く済むことです。
掃除するための道具や、ゴミ袋などの費用は
掛かりますが、普段から自宅で使用している
のもあるため、それほど金額は掛からないで
しょう。
◆自分のペースで作業ができる
ゆっくりと自分のペースで片付けが出来ると
いうのは、メリットでもありデメリットでも
あります。
ただ時間に余裕のある方は、誰にせかされる
事なく自分のペースで出来るので大きな利点
だと言えるでしょう。
1-2.自分で片付けるデメリット
◆時間と手間がかかる
自力では時間と手間が掛かります。特に一人
で片付けていると予想以上に時間が掛かりま
す。
途中で挫折してテレビや携帯を見始めると、
なかなか片付けは進みません。自分のペース
で出来るのは良いのですが、時間は大きく取
られてしまうでしょう。
◆大量のゴミを捨てる必要がある
ゴミ屋敷を片付けていると、大量のゴミがで
ます。何十袋にもなったゴミ袋を自力で処分
しなければなりません。
一度にゴミ集積場へ置くのも、近所の目が気
になりせっかく自力でまとめたのに、今度は
部屋の中が袋の山になってしまった。などの
状況も数多くあります。
1-3.業者に依頼するメリット
◆短時間で作業がおわる
業者へ依頼するとあっという間に作業が終わ
ります。自分では何日もかかる片付けを業者
にかかると最短当日で作業が完了してしまい
ます。
◆大量のゴミも処分してくれる
業者は分別・梱包のだけでなく、作業後に出
たゴミも処分してくれます。近所の目を気に
することなく部屋をキレイにきてくれるのは
とても助かりますね。
1-4.業者へ依頼するデメリット
◆費用がかかる
作業内容により料金の幅はかなりありますが、
安くはない費用が掛かるのはデメリットとな
ります。
時間を取るのか?お金を取るのか?
とても難しい選択と言えるでしょう。
◆家の中を見られてしまうこと
ゴミ屋敷として自覚していても、自分の家と
いうのはプライベート空間です。業者とはい
え家の中を見られることはあまりいい気がし
ないものです。
また作業中は業者の出入りが多く、近所の方
の目がとても気になるものです。
2、自分で片付けできるかの基準
2-1.部屋の広さとゴミの量
1Kや1Rほどの部屋であれば自力での片付けも
可能です。ただし腰より上の高さまでゴミが
積み重なっていると例え1Rの部屋でも自分で
の片づけは困難となるでしょう。
部屋の大きさに関係なく、ゴミが積み重なっ
た量により判断するのが良いでしょう。
2-2.すぐに捨てれるゴミかどうか
床やテーブルの上に溢れているゴミはどんな
ものでしょうか?
ペットボトルやカップ麺、弁当の空き箱など
これらの物はすぐに捨てることが可能です。
「可燃ごみ」「不燃ごみ」の袋をつくりどん
どん捨てていきましょう。
2-3.身動きとれるスペースがあるのか
床一面にゴミが散らかっている程度なら、少
し片付ければ作業スペースができます。
反対に玄関を開けた瞬間からゴミが積み重な
った状態だと、そもそも作業スペースを確保
するのが難しい状況です。
片付けをする際、ご自身の部屋の状況をよく
理解することが大切です。
3、自力でゴミ屋敷を片付ける方法
3-1.ゴミの仕分け
まずはゴミの仕分け・分別をしましょう。
その際は「捨てる」「残す」この二つだけを
意識してゴミを仕分けしていきます。
ここで重要なのが、「もしかしたら使うかも」
「いずれ必要になるかもしれない物だから」
という気持ちは持たないことです。
今まで使っていない物はこれからも使いませ
ん。保留という選択肢は捨てて、「捨てる」
「残す」この二つに絞りどんどん処分してい
きましょう。
3-2.害虫駆除の対策
仕分けを行っていると、ゴキブリなどに遭遇
します。時々でてくるくらいならば、市販の
スプレーで対処すれば良いですが、大量にい
る場合は、掃除する前にバルサンなどで駆除
してから作業を始めましょう。
3-3.ゴミ処分の手配をする
可燃ごみや不燃ごみはゴミの収集日に合わせ
て忘れずに集積場へ出しましょう。
粗大ごみに関してはお住まいの市区町村によ
り手配方法が決まっていますので、役所に確
認のうえ処分していきましょう。
4、業者へ依頼する場合の注意点
4-1.見積り金額が明確であるのか
ゴミ屋敷清掃でトラブルが多発しているのが
作業完了後に高額な追加料金を請求されたと
いうものです。
上記の場合は、電話や口頭で金額を伝えられ
そのまま作業の承諾をした為に起こった事が
原因となります。
このようなトラブルを避けるためにも、必ず
作業前に現地で見積りをしてもらい、見積書
を受け取りましょう。
また追加料金の有無やキャンセル料が掛かる
のかなど、トラブルを避けるためにもきちん
と確認しておきましょう。
4-2.近隣への配慮を行っているか
ゴミ屋敷といえば周囲からの印象はあまり良
くありません。業者が頻繁に出入りをしてい
ると近所の人は何をしているのか気になって
います。
近所の人たちへ気づかれないように作業を行
うことが大切です。
業者によっては、玄関のドアを閉め切っての
作業や、袋または段ボールに丁寧に梱包し、
まるで周囲からみたら引越しのように見せる
手法を用意してくれます。
このように近隣への配慮を欠かさない、安心
できる業者を選びましょう。
4-3.口コミ・評判を確認する
今の時代、気になるものや購入しようとして
いる商品などはインターネットで口コミや評
判をチェックしているはずです。
同じように気になる業者を見つけた時は、イ
ンターネットで口コミ・評判をチェックしま
しょう。
ただ口コミや評判は人それぞれの捉え方によ
るものなので、すべて鵜呑みにしてはいけま
せん。
気になる点は直接業者へ確認しましょう。
5、まとめ
ゴミ屋敷は自分で片付けることは可能なのか?
または業者へ依頼した方がよいのか?それぞ
れのメリット・デメリットについて触れてみ
ました。
ゴミ屋敷もある程度以上の汚れ方をしてしま
うと、自力での解決は難しいと言えます。
ただ何もせずに業者へ依頼するのではなく、
自力で出来る所は自分でやり、難しい箇所だ
けを業者へ依頼すると費用の軽減にも繋がる
でしょう。
ゴミ屋敷となってしまった状態は無視できま
ん。近年では社会問題としても取り上げられ
ており、いつかは誰かが解決しなければなな
らい問題なのです。