最近では不用品回収サービスと遺品整理士を兼任している業者が増加してきました。
しかし、少し前まででは「遺品整理士」の認定を持たない不用品回収業者が遺品整理を兼ねていた時期もありました。
遺品整理士は、遺品整理における専門知識を有しており
法律に基づいて行政や関連機関とも連携をすることが可能です。
一方で、遺品整理士を持たない不用品回収業者による消費者相談があったことも事実なのです。
では、遺品整理士と不用品回収サービスにはどのような違いがあるのか?
両方のサービスをご提供可能なプロがご紹介致します。
遺品整理士とは?
まずは遺品整理士という資格について、いくつかご紹介をしていきます。
遺品整理士は、遺品整理士認定協会によってその知識と資格を認められた事業者のことを指します。
遺品整理は遺品の処分と捉えられる中で、専門知識を持って「供養」や「相続」などを含めた法律知識も知らなくてはなりません。
これらの業務は単純に、残された遺品を物として処理するだけではなく
まずは残された遺族への配慮、さらに法規制に沿った方法を関連機関と連携して
亡くなった方の遺品をしっかりと整理していく業務を主体とします。
遺品整理には正しい手順が必要です
仮に遺族の方々であっても、遺品を整理するには法律に基づいた正しい手順に沿う必要があります。
以前の記事でもご紹介しましたが
遺品を勝手に処分したり、財産を隠すことは法律で禁止された行為です。
こういった問題が起こった場合には、民法上でトラブルが発生する可能性もあります。
これら行政などに関わる手続きなど、未然にトラブルを防止するのが遺品整理士の役割でもあるのです。
不用品回収サービスとは
一方で、不用品回収業者は、あくまでも生活ゴミや壊れた粗大ゴミなどを中心に回収するものです。
もちろん、遺品整理の過程で不用品回収が必要なこともあります。
しかし少し昔には、不用品回収業者が遺品整理をしてトラブルに発展するケースが多発していました。
よくあったケースとしては
- 不当な高額請求
- 遺品の乱暴な取り扱い
- 遺産隠しや遺言の破棄
などなど、詐欺や悪徳業者と呼ばれるような問題も多かったのです。
このため遺品整理士協会では
遺品整理をするにあたって必要な知識を有した証として
講習を受けた事業者を認定をしています。
悪徳業者のケースでは
遺品整理として回収した不用品を不法に投棄したり
遺品整理中に見つけた高額な物を隠したり、処分したりといったこともあったのです。
さらに、故人がコレクションしていたような思い入れのある品を
乱暴に扱ったり、勝手に処分したりといったトラブルも報告されています。
同一業者でも業務内容は全く異なる
このように、不用品回収サービスと遺品整理士を保有している事業者であれば
一般的な不用品回収と遺品整理という業務内容が全く違うことを理解しています。
また、遺品整理において必要な手続きなども把握しているため
遺族の方々が必要な行政手続きを代行することも可能です。
実際に相続段階では遺品整理士が関わる部分は少なくなりますが
スムーズかつトラブルのない相続をするための準備は、遺品整理士に依頼する方が増加しているのです。
地域によっては行政から依頼を受けるケースなどもあり
認定された遺品整理士は、今後も遺品整理において重要だと言われています。
遺族の意向を尊重した遺品整理サービス
残された親族や遺族の立場になると、故人の遺品に対する考え方は様々です。
遺品整理士の業務では、ご依頼頂いた遺族の方々の意向を尊重しながら
遺言の有無などに合わせて、財産と不用品をしっかりと分別していくことが可能です。
遺品整理から相続までには様々な手続きが必要なケースもあるため、遠方でなかなか集まれない場合などには遺品整理士へのご依頼を検討してみてはいかがでしょうか?
神奈川・横浜・都内の遺品整理承ります
今回は、「遺品整理士」の業務と不用品回収サービスの違いについてご紹介いたしました。
当社、魔法使い一歩では、不用品回収サービスと共に、遺品整理士資格を保有した正しい遺品整理サービスをご提供可能です。
もちろん、不用品回収も合わせてご利用頂けるため
なるべくスムーズに遺品整理をしながら、不用品はしっかりと処分することも出来ます。
丁寧な分別と、正しい手続きをしながら進めて参りますので、まずはお気軽にお電話等でご相談くださいませ。
本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。