前回、危険な不用品回収業者の例をその1としてご紹介しました。
不用品回収など、廃品回収サービスに関する国民生活センターへの相談は2015年頃より一気に増加しており
2019年には年間1500件ほどの相談があったと発表されています。
出典:http://datafile.kokusen.go.jp/
少しでも、被害に合わないために、今回も危険な不用品回収業者の手口や特徴などをご紹介いたします。
家電リサイクル法の悪用
少し前のブログにて「家電リサイクル法」によって廃品の処分に費用がかかることを紹介しました。
しかし、まだ家電リサイクル法の認知度は低く
完全には浸透していません。
業者という立場を利用して「◯◯回収にはリサイクル料金がかかる」
といった嘘を付いて少額を騙し取るというケースも確認されています。
本来であれば無料で処分出来る物にリサイクル料金を取れば確かに悪徳業者は儲かるのでしょう。
そもそも家電リサイクル法が適用されるのは「家電4品目」のみです。
4品目以外にリサイクル料金を請求された場合
それはほぼ詐欺だと判断出来ます。
少額であっても詐欺には変わりませんのでご注意ください。
会社情報などが開示されていない
個人であっても、法人であっても
不用品回収業者のほとんどは業務上で<古物商許可>という資格を有していることが多いです。
これは、不用品回収後に買い取れる物と差し引きして値引きをしたり
他の業務に付随して必要になる場面が多いからですが
「ホームページなどを見ても会社情報がない」
「所在地など特商法表記がない」
「問い合わせ先がフリーダイヤルのみ」
などのケースが稀にあります。
当然ですが、真っ当な業者であれば会社情報は開示していますし
ホームページなどネット上から依頼を受ける場合には特商法表記をします。
しかし、悪徳業者はなるべく所在を知られたくないため
公開されている情報が圧倒的に少ない傾向にあります。
さらに会社所在地が全くの嘘である、ということもあるため
事業者がきちんとしているかどうかは先に確認しておきましょう。
なぜなら、万が一トラブルになった場合でも
会社情報がなければ被害を相談すること自体が難しくなるからです。
加えて、見積書、請求書などに会社印などが使用されているかどうか
また、会社情報が記載されているかどうかでも判断することが出来ることもあります。
完全に嘘をついて取引する
こちらは珍しい上に論外ですが
「不用品回収サービスの利用料金は還付される」
などの完全な嘘で取引を進める業者例も報告されています。
還付という言葉はお年寄りなどには聞き馴染みがあるため
つい信用して取引に応じてしまうこともあるようですので
トラブル防止のためには、これらを判断出来るご家族の方が窓口になるほうが安全だといえるでしょう。
また、警察は基本的に民事不介入の原則がありますが
明らかに詐欺などの刑事事件であれば被害届が出せることもあります。
甘い言葉に騙されないために
さて、こういった判断をしにく業者を見極めて「甘い言葉」に騙されないために必要なこと。
それは「しっかりと質問をする」という基本的な部分です。
なぜなら、悪徳業者は面倒な客は最初からターゲットにしません。
さらに「騙している」という自覚がある場合には
契約から着手、集金までを急ぎたいという姿勢が見え隠れするものです。
特に理由もなく急いでいたり
何故か説明などが曖昧だったり
疑問点に感じたことはしっかりと説明してもらうようにするだけで被害に合う確率は大幅に下がります。
不用品回収はしっかりとした業者に依頼しましょう
今回は、その1に続いて、その2として危険な不用品回収業者の特徴
そして簡単な対策についてもご紹介いたしました。
少しのやり取りだけで悪徳業者を見極めるには
- 話している内容が真っ当かどうか
- 受け答えに整合性があるかどうか
- 根拠となる見積書などが出されるかどうか
などなど、細かいポイントを知っておく必要があります。
魔法使い一歩の不用品回収サービスでは、必ず事前に内見、お見積りをご提出させて頂いた上で、同意頂いてから着手させて頂いております。
また、細かい点についても事前に確認して頂ければお答え出来ますのでご安心くださいませ。
※魔法使い一歩は<古物商許可> 神奈川県 公安委員会 第451470005064号を保有しております
神奈川県、都内近郊で不用品回収サービスに迷ったら、まずはお気軽にご相談くださいませ。
担当者が直接、丁寧にご対応させて頂きます。
今回も最後までお読み頂きありがとうございます。