高齢の方の中には、モノがない時代に育ったために「モノが多いことが豊かな人生」という考えの方が少なくありません。
でも実際はどうでしょうか。
よく、ご子息やお嫁さんは
「実家が汚くて帰省したくない」
「義実家がゴミ屋敷なのがストレス」
「モノが多過ぎて寝る場所がない」
と、モノが多過ぎることや部屋が片付いていないことへの悩みを持っています。
そこで、いつでも気軽に帰省できて明るい親子関係や嫁姑関係を作れる実家、義実家の断捨離法を紹介します。
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■この記事はこんな方におすすめ!■
・里帰りが減って親族間が疎遠になるのを避けたい!
・親に清潔な生活をさせてあげたい!
・気軽に帰省できる環境になって欲しい!
1.実家や義実家はなぜゴミが多くて汚れている?
なぜ実家や義実家はモノが多いのでしょうか?
そして親御さんは片付けられないのでしょう?
それは生活歴の長い実家だからこそモノが多いのです。
実家は子供の頃からずっと生活をして、自分が独立してからも継続して親御さんが住んでいます。
同居していたら一緒に片付けることもできたでしょうが、老齢になった親御さん、特に独り暮らしですとそれまで家族で暮らして使っていたモノを捨てるのは容易なことではありません。
家を出る前に残してきた私物もいっぱいあるはず。
まずはご自分のお部屋に残っている私物をきちんと片付けることも重要です。
2.実家や義実家にできるだけ帰省はしたいけど
実家には、帰省したくないと思っても、年末年始やお盆などはどうしても帰省しなければならない機会はあります。
帰省中に居心地の悪さやストレスがたまってイライラするかもしれませんし、特に義実家なら片付けてほしいと思いますよね。
帰省していなと実家はますます汚くなり、さらにゴミ屋敷化することもあるので注意が必要です。
お孫さんがおじいちゃんやおばあちゃんに会いたがっているのに、無理やり会わせないわけには行きません。
この「実家や義実家にできるなら帰省して仲良くしたい」VS「不衛生な家に泊まりたくない」というジレンマは誰もが抱えておかしくないものなのです。
3.ストレスのない汚実家断捨離法
無理やり掃除したことで揉めて、親と不仲になってしまうこともありますから、親と良い関係を保つには、説得して納得してもらった上で不用品整理、ゴミの片づけが必須です。
親御さんと揉めたり、なかなか片付けられないとイライラしてしまいますよね。
ストレスのない汚実家断捨離は以下のステップで進めてください。
ステップ1:親と一緒に片付けを協力することを伝える
実家を片付けることに納得してもらうには、勝手にするのではなく、あくまで片付けを協力するという姿勢で接してください。
「捨てる」という表現は禁句です!
ステップ2:安心安全な生活動線へ
生活動線上に不要なものがあると、つまずいたり転んだりする確率が高くなります。
また、ゴミや不用品が積まれていくと視界も狭くなり、行動しづらくなるものです。
高齢者の身体的危険と心理的負担を減らしてあげる意味で、動くことの多い場所は優先的に片付けるほうが良いです。
ステップ3:住環境に悪い不衛生・危険なものはまず処分
壊れたもの、割れたもの、欠けたもの、腐食したもの、こういった住環境にあってはいけないものは親御さんの意向よりもまず、取り除いてあげることが先決です。
親御さんがたとえ壊れていても大切なものだと言うなら、元の形に近い形に修復するか、もしくは危険でない状態にしておいてあげましょう。
ステップ4:思い出の品はなるべく保存する
逆に、残しておくもの、とっておくものを大事にしてあげましょう。
「これ、いらないでしょ」
なんて決めつけてはいけません。
モノを捨てるときは、両親に立ち会ってもらうことも重要です。
ただ捨てるというだけでなく、親御さんにとって大切なものはむしろもっと大切に保管したり飾っておいたりしておけば、親御さんの気持ちも和らぐでしょう。
特に親御さんにとって、お子さんたちと一緒に暮らした思い出の品はずっととっておいて欲しいものです。
表彰状、トロフィー、アルバム、成績表など、自分はいらなくても親御さんにとっては宝物。
親御さんにとっては記念や思い出のものでも、子供さんにとってはガラクタであるものがあります。無理に捨てると気持ちが滅入り、高齢者は心身ともに衰弱していく可能性がありますから、あくまでも親御さんの意見も尊重してあげてください。