子どもに迷惑をかけたくない!終活で生前整理するメリットと進め方とは？

生前整理は人生の終わりを意識した終活の一部で、老前整理や遺品整理と目的が大きく違います。

生前整理とは、自分が亡くなった後に残された子どもの負担を減らして、相続や遺品整理で苦労しないために自身の身の回りのものを整理や処分することです。

今回、その生前整理のメリットや具体的な進め方について解説します。

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2022.09.16

終活としての老前整理・生前整理・遺品整理の違いとは？

人生の最期を迎えるにあたっていろいろな準備を行う、人生の終わりのための活動「終活」。

よく終活について老前整理・生前整理・遺品整理などの言葉を耳にすると思います。

この中で特に、生前整理を行わなければ、遺品整理をする遺族である子どもさんが苦労を背負うことになります。

身の回りの整理、財産の相続を円滑に進める計画、葬儀や墓のことなど、ご自身でないとお子さんでは何もわからないことだらけです。

終活ですが、老前整理・生前整理・遺品整理の違いや目的についてまずは知っておきましょう。

終活の中でも特に老前整理・生前整理には判断力や体力、決断力などが必要となりますので、御自分が動けるうちに行う必要があります。

老前整理・生前整理・遺品整理の違い

時系で並べると、老前整理、生前整理、遺品整理、の順番でです。

生前整理とは、老前整理のように単に自分の身辺整理をすることではなく、遺族となるお子さんの負担を減らすことにもつながります。

生前整理を行うメリット

遺品整理の負担を減らせる

不用品の回収や処分

貴重品の捜索

貴重品、不用品の仕分け作業

これらの遺品整理の負担をお子さんへかけたくないという親御さんは、きちんと生前整理をしたいと望まれます。

意志表明して相続トラブルを事前に防げる

生前整理をしなかったことが原因で、相続人であるお子さんが遺産（相続財産）を見つけられなかったら大変ですし、相続人同士で財産の隠蔽を疑ったりと、トラブルに発展する可能性もあります。

生前に財産の内容や関係書類の保管場所を伝え、誰に相続させたいかを事前に伝えておくことで、相続トラブルを事前に防ぐことができます。

大切な財産を引き継げる

何も整理しなければ、残された家族は遺品を探すだけでも多大な労力を費やさなければなりません。

遺品が多すぎると、大切な持ち物が見つからなくなったり、他の持ち物と一緒に捨てられてしまう恐れがあります。

大切な財産や思い出の品を生前に整理しておくことで、それらを確実に引き継ぐことができます。

生前整理を行う手順

生前整理はどの時期やどのタイミングから始めても良いものですから「まだ早い」「もう遅い」と考える必要はありません。

ある日突然、動けなくなる時が来るかもしれません。

そうなる前に、思い立ったらすぐに生前整理をしておいたほうが良いでしょう。

気持ちの生前整理についてですが、遺言書とエンディングノートでは法的効力が異なります。

遺言書は遺書とは異なり、法律に基づいて誰にどの財産を相続させるのかを明記した書類です。

エンディングノートは法的効力がない代わりに、内容や書き方は本人の自由ですので、後で相続人が揉めないように遺言書とエンディングノートはしっかり分けておきましょう。

遺言書とエンディングノートの違い

法的効力を持つ遺言書は書き方が民法で規定されており、その規定通りに用意をします。

生前整理の注意点は？

事前に生前整理の注意点を把握しておく事で、トラブルや面倒な事を回避して行きましょう。

焦らずに進める

生前整理は早く終わらせたいが為に一気に整理しようしがちですが、まとめて捨てた書類の中に重要な書類が混ざっていたり、必要だったものをうっかり捨ててしまう可能性があります。

時間に余裕を持って焦らず、時間をかけて慎重に進めていきましょう。

悪徳業者に注意する

貴金属だけでなく、洋服やバッグ、ブランド化粧品や香水なども買い取ってくれる便利な買取業者がたくさんあります。

ただし、中には不当な価格で買い取る悪徳業者も存在するので注意が必要です。

良心的な業者であっても買取価格は一般的に非常に低いこともありますので注意です。

身分証明書や大切な書類の取り扱いには注意する

空き巣などの被害を防ぐため、通帳や印鑑、宝石などの貴重品、不動産や土地の権利書などの重要書類をさまざまな場所に保管している人は多いでしょう。

しかし、突然の入院や事故の際、貴重品を紛失してしまうと大変です。

重要な書類や貴重品はできるだけ一か所にまとめて保管し、心配な場合は銀行の貸金庫を利用するなどの対策をしてください。

遺品整理に取り組みやすい環境を作れる

死後に、葬儀や事務手続きで心身ともに疲弊している状況で遺品整理まで行うのは、子供にとって大きな負担となります。

そのため、生前整理をしておくことで遺品整理に取り組みやすい環境を作るのは、家族の負担を少しでも和らげるためにはとても大切なことです。

最終的には自分の人生の締めくくりとして自身の葬儀や納骨堂などのお墓問題、遺産相続などを生前整理として決めておくことで、子供に迷惑をかけることを減らすことになります。

まずは身の回りのものを片づけることから始めましょう。

そして最終的には、自分の葬儀や納骨堂などの重大事項、相続などを決めておくことで、子供たちへの迷惑を軽減できるのです。

生前整理業者は、ご意見を尊重しながら、不用品の片付けや仕分け作業から貴重品買い取りや清掃までを引き受けます。

生前整理するなら魔法使い一歩へ！

自分の身の回りの物を整理する「生前整理」は、「実施した方が良いのは分かっているけど、先のことだし面倒だから」と、先送りしている方が多いです。

生前整理に取り組もうと決心しても、どこから手を付け、どのように進めれば良いのかわからないことも多いものです。

生前整理は、今すぐはじめられることをおすすめします。

生前整理をしないとと分かっていても、そのうち始めようと考えていてはタイミングを逃してしまうかもしれません。

生前整理は単に自分のためだけに身の回りを整理することではなく、お子さんに負担や苦労を残さないことにも繋がります。

生前整理についてお悩み事やご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください!