『セルフ・ネグレクト』という言葉をご存知でしょうか?
これは生活環境や栄養状態が悪化しているのに、それを改善しようという気力を失い、周囲に助けを求めすらしない状態を指します。
「ゴミ屋敷」と呼ばれる家も、セルフネグレクトが原因で作られた環境と言えます。
今回はセルフネグレクトの具体的な特徴や、ゴミ屋敷回避の方法をお教えします。
■この記事はこんな方におすすめ!■
・ゴミや不用品でいっぱいの部屋を片付けたい!
・なんで自分の部屋がすぐにゴミだらけになるのか分からない!
・ためこみ症を克服したい!
セルフ・ネグレクトの特徴とは?
なぜゴミ屋敷が生まれてしまうのでしょうか。
何らかのライフイベントによる気持ちの落ち込みや将来への喪失感、人間関係のトラブル、経済的困窮などによって、人は活発に生きる意欲が低下したり疲労感がたまったりします。
するとモノを片付ける行為がだんだん減り、気がつくとゴミが溜まっているといった状況に陥ります。
生活空間が散らかっていて、あらゆるものであふれると、その空間の使用の目的が大幅に損なわれるところまで所有物が蓄積されて住環境が悪化します。
セルフ・ネグレクトに陥った本人が、そんなゴミ屋敷を見ても自らを客観視することは難しく
「困っていない」
「別に助けてほしくない」
と、たとえ身の安全が脅かされそうになりつつも、SOS を発しないことが多いです。
- 自分への関心がなくなる
- 対人関係が希薄になる
- 何事も投げやりになってしまう
ゴミ屋敷住人の行動パターンには持ち込み型、ためこみ型、混合型があり、特にためこみ症の特徴は、「実際のそのモノの価値とは無関係に、所有物を捨てることや手放すことが持続的に困難である」ということです。
このためこみ症は男女とも青年期に軽症で起こる場合が多く、徐々に悪化し、30代半ばまでに激しい症状を引き起こすと言われ、所有物を捨てることは本人には著しい苦痛をもたらします。
セルフ・ネグレクトは若者でも注意が必要
セルフ・ネグレクトは主に高齢者や認知症や身体疾患、精神疾患などを患っている方独特のものと誤解されがちですが、年齢や性別だけで、セルフ・ネグレクトのなりなりやすさを判断しては危険です。
以下のような生活をせざるをえない方には若者でも誰にでも起こりうると思ってください。
・仕事が忙しくて部屋の掃除をする時間が取れない
・責任の重い仕事、緊張と隣合わせの仕事など、日々ストレスのかかる仕事をしている。
・一人暮らしで他人と接する機会がほとんど少ない
・モノを買い込むのがストレス発散になってしまっている
大切なのは、自分がまさかそんな・・・と思わないことです。
ゴミ屋敷住人はだらしないなんてことはないのです。
たとえキャリアウーマンのようなハツラツとした若者でさえ、責任感や強いストレスによって、家ではセルフ・ネグレクトに陥りやすいのです。
セルフ・ネグレクトの解決法
人には訪問者があると掃除や整理をするという「訪問者効果」というものがあります。
普通なら散らかった部屋を見せたくないので、来訪前に慌てて片付けをしますが、セルフ・ネグレクトに陥っている人は
「所有物を無駄にしてはいけない」
「これがないと思い出せない」
「いつかは使える」
などそれぞれの価値観や考えとさまざまな感情を持っていますので、片付けるという行動には進みにくいものです。
①徐々に習慣づけましょう
対象となるモノが「必要か」vs「欲しいか」や「使うか」の問いかけに、「不必要」や「使わない」の即答は難しいと思います。
自分のからだの一部をそがれるような、安全感が損なわれるような強い不安を抱くため、簡単に「捨てる」とはいえません。
捨てるとまでいかなくてもまずは実際にモノを仕分ける、整理する、過度に入手しない等の行動を習慣化することから始めましょう。
②買い物の仕方を見直しましょう
買い物をすると気分が上向き、一時的にストレス発散になるため、ついついモノを買い込んでしまいます。
買い物は決して悪いことではありませんが、モノが増える一番の原因ですので、価値のあるモノに対してはお金を払い、価値のないものに対しては使わない、という買い物の仕方を変えるようにしましょう。
③第三者の協力で対応しましょう
家族や友人の協力を得られればよいですが、知っている人に頼むと「なんでこんなになるまで放っておいたのか」と怒られたり揶揄されたりしないか気になり、招くことに抵抗を感じます。
そこで頼りになるのが第三者の協力です。
セルフ・ネグレクトやためこみ症の適切な理解と対応に関しては、現場で実際に片付けるプロの業者が一番心得ています。
安心して依頼しましょう。
ゴミ屋敷片付けなら魔法使い一歩
物があふれている今日で家をゴミ屋敷にすることは非常に簡単です。
ゴミを家に持ち込み、ため込むと、途方もない速度でゴミは増えてしまいます。
放置しておいた不要な物や、まだ捨てていないごみがごくわずかな時に処理したり、リサイクルに出すなどの措置を取りましょう。
プロの不用品回収業者に頼めば
・忙しい自分がごみの分別やゴミ出しをしなくて済む
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・汚れにくい空間づくりができる
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魔法使い一歩は遺品整理士認定協会の会員です。
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資格・許認可<古物商許可> 神奈川県 公安委員会 第451470005064号